うつ・不安ではネガティブ感情を減らすより、喜び・報酬系を回復させる治療が優位

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うつ・不安の成人98人を対象に、ポジティブ感情治療とネガティブ感情治療を比較した無作為化臨床試験によると、ポジティブ感情治療は、ネガティブ感情治療よりも、ポジティブ感情、快感消失、うつ、不安を含む臨床状態を有意に改善した。改善には、報酬への期待、意欲、報酬獲得時の反応など、報酬処理の変化が関与していた。うつ・不安の治療では、不快感を減らすだけでなく、喜びや意欲を回復させる介入が重要であることが示された。

分子栄養学的には、うつ・不安を「気分の問題」だけでなく、報酬系、血糖変動、睡眠、慢性炎症、ミトコンドリア機能の乱れとして捉えることが重要である。報酬系を支えるには、まず血糖の乱高下を抑え、十分なタンパク質を摂取し、神経伝達物質の合成に関わるビタミンB群、鉄、亜鉛、マグネシウムを不足させないことが土台となる。また、睡眠不足や慢性炎症は意欲低下と快感消失を悪化させるため、食事、睡眠、運動、日光曝露を組み合わせて、報酬を感じやすい身体状態を整えることが、うつ・不安の予防や改善に寄与すると考えられる。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/41990758/

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